施工事例
Construction Examples動線で分け、視線でつなぐスタジオ併設住宅
Spec
- 場所
神奈川県川崎市宮前区
- 構造
- 木造2階建て
- 間取り
- 3LDK+2S+SIN+ロフト
- 敷地面積
- 200.73㎡
- 延床面積
- 159.61㎡
- 竣工年月
- 2023年1月
Point
本物件は、住まいと創作・仕事の場を明確に分けながらも、家族の気配を感じられる距離感を大切にした川崎市宮前区の注文住宅である。
玄関からはリビングへ向かう動線と、スタジオへ直接アクセスできる動線を分けることで、早朝や深夜にスタジオへ人の出入りがあっても、生活空間に干渉しにくい構成とした。
リビングは大画面テレビと大型ソファを配置しても余裕を感じられる広さを確保し、床材とアクセントクロスの組み合わせによって、落ち着きと個性を両立した空間に仕上げている。キッチンには幅広のカップボードと隣接するパントリーを設け、調理家電からストック品までを一か所に集約。日常使いのしやすさを重視した収納計画が特徴だ。
リビングから2階へ上がる踊り場にはワークスペースを配置し、仕事に集中しながらも家族の様子が自然と視界に入る設計とした。さらに、ロフトと直結するファミリークローゼットを設け、季節ごとの衣類管理と収納を一連の動線で完結できるようにしている。
水まわりでは、2水栓を備えたワイドな洗面台を採用し、朝の混雑を緩和。洗濯機置き場のすぐ横にはバルコニーへの動線を確保し、脱水後すぐに外干しができる実用的な配置としている。
居室には「未来壁」の考え方を取り入れ、将来的に1室を2室へ分けられる構成とすることで、家族構成やライフステージの変化にも柔軟に対応。玄関には両開き扉のシューズインクローゼットとミニ洗面台を設け、来客時の視線に配慮しながら、手洗い習慣を自然に取り入れられる工夫を施した。
スタジオ空間は複数人が集まれる広さを確保しつつ、高い遮音性を持たせ、生活音から切り離された集中環境を実現している。
外観にはシーリング材を使用しない外壁材を採用し、目地の美しさを保ちながら、将来的な補修コストや足場設置の負担を軽減。意匠性とメンテナンス性を両立させた点も、この住まいの大きな特徴である。
暮らし・仕事・将来変化までを一つの設計思想でまとめ上げた、機能性と持続性を兼ね備えた注文住宅である。